五十歳からの警備員入門日記
事情により、50歳になった男が実家にUターン。年齢のこともあり、なかなか就職もままならない。ようやく警備会社に就職。いままで警備の経験は無し、一から警備員の仕事を覚えることに。そんな男の日記です。(2007/08/20〜)
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一時休業
・・・ 2007/11/30
昨日の仕事で、この警備業は一時休止。しばらくの間、本業に戻ります。
一応、非常勤扱いにしてもらってあるので、いつでもこの仕事に復帰はできるのですが、どうなることか。

・・・ 2007/11/26
現場が川の横なので、今日は朝から濃い霧に覆われていました。
朝9時頃
通行している車を見ると、ライトを点灯している車の方が少ないのに驚きでした。10台のうち1、2台しか点けていませんでした。
自分が見える見えないではなく、相手に自分をわかってもらうため、点けるべきでしょう。

今日
・・・ 2007/11/22
今日は、1122で「いい夫婦の日」。
長野県では、いいふじで「りんごの日」だそうです。
たいした意味はありませんが、なんとなく書いてみました。

狩猟解禁
・・・ 2007/11/15
 今日から来年の2/15まで全国一斉で終了解禁だそうだ。
今日の現場は千曲川河岸、朝からオレンジのベストを着て、犬を連れたハンターたちが何組も訪れた。
聞くと、雉が狙いだと言う。
山は雪が積もり始めた。

この仕事
・・・ 2007/11/01
この仕事に就いてから2ヶ月が過ぎた。
ずいぶんと慣れたが、仕事が好きになれない

田舎のせいか、仕事として土木・建設工事現場での交通誘導が多い。
工事の内容によって、車両の出入りが変わり暇になる時間ができる。と言うより、暇な時間の方が多い。
何もすることがなくても、ただ立っていなくてはならない。これがきつい。忍耐力というかあきらめの我慢というか、とにかくひたすら辛抱です。

まあ、警察官も犯罪がなければ暇で、暇な方が世の中が平和ということでその方が喜ばしい。警備員も危険がなければ暇になりそれはそれで良いのでしょうが。

手旗
・・・ 2007/10/21
手旗は、普通赤白の2本を使って行う。赤は止まれ、白は進んでよしの合図になる。
しかし、交差点で一人で3方向を誘導する時には白旗の使い方が難しいような気がする。
私の場合、白旗は使わずに赤旗1本で行っている。

赤旗で1方向を止める。赤旗をもちかえて掌で止まれのサインをしながら、他の方向を止める。
掌でサインを出した方が、ドライバーにわかりやすいような気がするからだ。
またその為に、白い手袋をしているのだと思う。

お年寄りと若者
・・・ 2007/10/16
 最近気がついたこと。
地方全般がそうだと言うが、この地域も高齢化が進んでいるようだ。
運転している人に、お年寄りが多い。元気な人もいるが、なかには危ない人も多い。
今日も、車の正面で誘導灯を思いっきり振っているのにブレーキもかけずに突っ込んでくる車に会った。
本当に轢かれるかと思った。
運転席を見たら、やはり相当なおじいさんだった。

また、交差点では歩行者の横断歩道の誘導もする。
現場近くに、中学校と高校があるので朝夕は学生の通行も多い。
この子達の行動がおかしい。
わざわざ車を止めて、横断歩道を渡らせてあげたら、普通ならば足早にするのではないか。
事実、大半の大人は今まで歩いていた時よりも速度を上げる。中には小走りになる人もいる。
それに反して、子供たちはまったく足取りを変えない。車が自分たちのためにわざわざ止まってくれているのだということに考えが行かないようだ。いやわかっているのだが、それを申し訳ないと思わないようだ。
ここにもひとつ問題があるのではないだろうか。

ヒヤリハット
・・・ 2007/10/8
交差点で交通誘導をしていると、やはり危険な場面に遭遇する。
今日も2回ほどあった。
交代での昼休憩で止める時には、一人で3方向を同時に止めなければならないから大変である。
一方向に来たバイクをに合図を送り、気がついて止まってくれたと思い、反対側を止めようとしていたら、そのバイクが動き出し、流していた道路から出てきた車と危うく衝突するという場面があった。あと1m程で幸い追突せずにすんだが、肝を冷やした。

もう一回は、いったん停止した軽自動車、ちょっと眼を離したら私に向かって進んできた。飛ぶように後ずさって何を逃れたが。これにはびっくりした。お年寄りだったのでアクセルとブレーキを間違えたのか?

交差点(十字路)
・・・ 2007/10/05
 今週から交差点(十字路)を含む片交の現場、3人体制。工事(歩道整備)箇所が交差点まで来てしまったのだ。
交差点内に一人、その脇に補助で一人、片交規制の反対側に一人という配置。
交差点の信号は、片交側は赤の点滅、それと交差する道路は黄色の点滅。黄点滅の方が優先道路である。
交差点に立つスタッフが、車の流れを見て無線で他のスタッフに指示を出して車の停止・進入を規制する。補助のスタッフは優先道路(工事をしていない道路)の停止の補助をするわけだ。
最初は補助を担当していたのだが、他のスタッフの関係で交差点を任されるようになった。
これが忙しい。4方向を常に見ていなくてはいけない。車の流れ、切れ目、停止している車の数。これらを把握しながら指示するわけだ。
最初のうちは、ちょくちょく背中側の車を見落としていて、長く待たせてしまったこともあったが、ようやく慣れてきた。

半月板
・・・ 2007/09/26
現場に出始めて、ほぼ1ヶ月。
仕事の要領はだいぶ慣れたのだが、ここ何日か右膝の裏側が痛くなってきた。
一日8〜10時間も立ちっ放しなのだから、足腰に負担はかかっているはず。ただ、左脚はただ疲れているという感じなのだが、右膝の裏側は何か違和感のある痛みがあるのだ。
ということで、仕事が休みの今日、整形外科を受診してきた。
結果は、半月板の端に傷が入っているとのことだ。直すための治療法はなく、痛みがさらにひどくなったら手術をするしかない。それまでは湿布をするぐらいしかないと言われた。
歳を感じさせられた。

現任教育
・・・ 2007/09/22
 今日は昨日と同じ護岸工事の現場に行く予定だったが、急遽中止ということになり休みになった。しかし夕方6:30から現任教育というものがあった。いわゆる研修会のようなもので、半年に1回ずつ行うことが義務付けられているとのこと。
会社の上司の挨拶、注意、講義などが主である。
実技として、手旗の振り方の講習があった。現在、私が属している支店で主に行われている振り方は正規(検定で採用している)の振り方ではないということで、改めて実地に練習しようということだ。施行が変わりこれからの警備会社は資格を持っているものが多くないと、仕事の受注ができなくなるということで、行ったようだ。

100km
・・・ 2007/09/20
 今日の現場は、事務所から100km、2時間の場所にある。往復4時間、現地9時間13時間の労働である。特別手当があるらしいが、すずめの涙程だという。
私の車に3人乗車で行く。ガソリン代の計算は、L当たり11km、115円だという。これは理不尽ではなかろうか。
現場は北陸新幹線のトンネル工事、久しぶりに日本海を見て感慨深いものがあった。
それにしても賃金が安すぎる。

七つ道具
・・・ 2007/09/19
 警備員に必要な七つ道具を紹介します。
安全靴 安全靴
見た目は普通のスニーカーと一緒ですが、つま先には鉄板が入っています。
手旗
まとめる時には、赤を表に出るように巻くのだそうです。
ヘルメット
安全のためだが、おでこだけ白く焼け残るのが恥ずかしい。
警備灯
意外と軽い。電池は自分もちらしいです。
安全ベスト
蛍光塗料で夜光る。でも日焼けには弱いらしい。
白手袋
見た目のスマートさと、手の動きが見やすいようにだと思われる。汚れがひどく、消耗品のようだ。
レインコート
雨で濡れるのは惨めなもの。でもこれを着ていても、夏は暑さで中は汗でぐしょぐしょになった。

1人の現場
・・・ 2007/09/17
 初めて、一人の現場を任される。
新幹線の、トンネル工事の現場。トンネルを掘る現場に、改良(土にセメントのようなものを混ぜる)した土を入れる。
土を作る場所とトンネルを掘る現場は200mくらい離れていて、一般道をクランク状に横断する。その部分のダンプの誘導である。

一人ということで最初は緊張したが、仕事としては何と言うことはない。運搬しているダンプは1台のみ。1往復に10分弱、一般道も交通量はほとんどなく、ただ居ればいいのと同じ状態。日陰がなく厳しい残暑がきつかった。

3つ目の現場
・・・ 2007/09/15
 今日は別の現場。3つめである。
交差点での方交。5人体制である。最も楽な場所(工事現場付近)を担当。時間も今までで一番短く、体力的に楽な1日であった。
国道ということもあり、交通量は多い。よって中にはとんでもないドライバーがいる。赤旗を完全に無視して交差点に突っ込み対向車と鉢合わせ寸前というシーもあった。
5人もいると、旗の振り方にも個性があって面白い。ベテランの年配の人の振り方は怒っているようだし、資格持ちの若手の振り方は優しく丁寧であった。

警備灯
・・・ 2007/09/11
手旗が見えにくくなる夜は警備灯を使う。

白旗の代わりには、警備灯を相手に向けてぐるぐると回す。
赤旗の変わりは、水平にして相手に向ける。

慣れると、片手でできるので手旗よりも楽である。

手旗
・・・ 2007/09/10
方交での手旗
一般車両を止めたい時には、赤旗を頭上で大きく振り、胸の前または肩と水平の位置に止める。
流す時には、白旗を腕を振り子のようにして振る。(この時、速く振ると急いで行けというように感じるので、ゆっくり振る。)

これは一般の人向けだから誰もが違和感なく解ると思う。

これに加えて、誘導員同士の手旗の信号がある。

赤旗を揚げる=「そちらを止めて、こちらの車を通して。」or「こちらの車を通しますよ。」

白旗を揚げる=「こちらは止めましたから、そちらを通して良いですよ。」

下で紅白の旗を交差させる。=「こちらに車両はいませんよ。」

こんな具合です。
今日までやってきて、この旗の振り方にすごく個性があることがわかった。会社の中ではこういう型でなければいけないというのはないらしい。振る・揚げるという動作は同じだが、角度とか動作の流れとか見た目は各人各様である。

体力
・・・ 2007/09/08
 毎日、日記を書こうと思って始めたが、疲れに負けている。一日8時間以上立ち続けるということは想像以上だ。自分が以前車を運転している時に、誘導員は数え切れないほど見ていたが、この大変さには気がつかなかった。見ているのとやってみるのと違いが、これだけ違うのは初めてかもしれない。
今日気がついたこと。誘導していると、挨拶をしていくドライバーが結構いる。自分が運転していた時のことを思うと、挨拶をした覚えがない。ここの土地柄だろうか。でも気持ちがいいものである。

慣れてはきましたが
・・・ 2007/09/05
9/3-5と前と同じ片交の現場に配置される。作業にはだいぶ慣れたのだが、一日中立っていることの大変さが身にしみた。腰への負担が想像以上だ。脚の屈身などをしてみてはいたが夕方には疲れ(痛み)が溜まっている。先輩から竹踏みの要領がいいと教わった。明日から試してみる。
最近気がついたこと。シーバーの使い方。慣れてくるとシーバーで無駄話をしたがる。単調な仕事だからその気持ちはわかるが、緊急事態が起こった時のことを考えると、やはりだめだ。また慣れたいとに多いが、シーバーのスイッチを押しながら喋り始める人が多い。自分ではちゃんと話しているつもりが言葉の頭が切れていて意味が伝わらない。
シーバーの要領。スイッチを押して、一呼吸置いてから、明瞭な言葉でゆっくり話すこと。

河川工事現場2日目
・・・ 2007/09/01
昨日と同じ。7:30から16:30まで。今日は天気がよく真夏に戻ったような暑さ。車の中に日陰を探した。
あまりの暇さに、鈍っている体のストレッチ、筋トレをしてみる。結構なトレーニングができるかもしれない。

河川工事現場
・・・ 2007/08/31
現場 今日は河川工事現場(護岸工事)の工事車両(大型ダンプ)の誘導。一般道から工事現場まで1km程、狭いので交互通行。その誘導を無線で行う。
難しさはないのですが、無線の性能が悪く聞き取りにくいことおびただしい。また雨が降ったり止んだりの天気でレインコートを脱いだり着たりしていた。
ダンプは14台、ここで土砂を積み、違う現場でそれを降ろす。そちらでは道路を造っているとのこと。朝、ダンプが集合してそれ全部出てしまえば、戻って来るまで2、30分ほとんどすることがない。歩行者もいず、たった一人で立っているだけ、煙草の本数が増えてしまった。

現場
・・・ 2007/08/30
1昨日と同じ現場、今日からは本採用。でも仕事の内容は変わらず。
工事区間の途中に横道があったので、停止位置より離れた場所で誘導。大きな動作で旗を振る。
この仕事の良さ。煙草が吸えないので本数が減った。車両のナンバーを確認するので眼が良くなった?

現場実習2日目
・・・ 2007/08/28
先日と同じ現場。7:30から17:30、昼食休憩30分。途中、雨に降られレインコートを着る。
時間は長かったが、雨のおかげで暑さがしのげ体は楽だった。今日はシーバーを使わず、手旗だけで合図を行う。慣れてくるとシーバーでいちいちしゃべるより楽だ。作業は単純なので、あまり難しさはないが、突発の事態にどう対応できるかが問題だ。

現場実習初日
・・・ 2007/08/25
今日はじめて現場に立つ。両側2車線道路の歩道改修、片側交互通行(片交)の誘導。警備員は私を含めて3人、長さ150m程の所を無線を使って誘導する。
作業開始8:00、終了17:30、その間昼食休憩30分。長かった。
作業の要領自体はすぐに覚えられたが、暑さには参った。私の担当場所は一日中日向、なおかつ太陽に顔を向ける位置。顔がほてり、途中で頭がくらっとする感じもあった。
とりあえず無事終了したが、一日中立っているつらさが身にしみた、腰に悪い。

研修2日目
・・・ 2007/08/23
10:00に出社。またVTRを見る。昨日のものより新しいらしい。60分程のを3本。実際の現場での要領、手旗、誘導灯の使い方など。
基本業務作業の最初の部分が、誰か上にダビングしたようで見られなかった。ダビングしたものも映りが悪く何を録画したかわからない。ちょっと残念。
15時過ぎから制服、用具合わせ。仕事が終わった先輩から基本動作(手旗、誘導灯)を教わる。VTRで行っていたのとは若干違う。 その会社毎に独自のルールがあるらしい。
18:00頃終了。続々と仕事を終えた先輩方が帰って来る。年齢層が高そう。一番若そうな人が最も先輩かも。
次回(明後日)から実際の現場に出るとのことだが、時間と場所は明日にならないとわからないとのこと。

研修初日
・・・ 2007/08/22
9:25に事務所に着く。事務所の時計は進んでいて、入室した時には遅刻したかと勘違いした。
正確でない時計は時計の役をなさない。
研修はVTRを見る。60分程度を3本、録画状態悪く、ダビングもうまくできいないので見ずらい。でも結構興味深く、面白い内容だった。
警備業務法、警備の区分けなど。最初にやるのは第2号業務の中の交通誘導業務。警官が行う交通整理と違い、法的強制力のない行為だということ。
ビデオを見ただけで15:30に終了、帰宅。

面接
・・・2007/08/21
家から車で15分程のところに事務所がある。余裕を持って出発、現地へ着いてから時間調節。
所長と面接をする。50代半ばかもしかしたら私より若い所長だ。とりたてて問題となる質問ややり取りもなく、3ヶ月の試用が決まった。
明日から研修を4日間行う。日程は未定だが机上2日間、実地2日間とのこと。明日は9:30に事務所。

ハローワーク
・・・2007/08/20
ハローワークで、警備会社の求人を見つけ面接の予約をする。明日の9:30。
求人での年齢差別はいけないという建前ながら、50以上の求人は少ない。